普段歩く道路に円形のものが埋まっていることに気づいていますか?
先日歩道を歩いていたとき、たまたま物を落として拾おうとしたら道路に何か埋まっているのを発見しました。
黄色のボタンのような形をしたものだったのですが、気になったのでしばらく下を見ながら歩いていると、一定の間隔で同じものが埋まっているんです。

こんなものが道路に埋まっていることを初めて知りました💦

ずっと下を見ながら歩くことってないものね。
その日はこの円形のボタンみたいなものがずっと気になり、通勤途中の道路をずっと観察していたところ・・・
黄色以外にも赤や白っぽいボタンみたいなものも発見!
このボタンに何か意味があるのか気になってしょうがないので自分なりに調べました。
僕と同じように疑問を持った人は、本記事でその調査結果をまとめましたので、最後まで読んでいただければきっと疑問を解決できますよ♪
道路の円形ボタンの正体は測量鋲(びょう)

道路にある円形のカラフルなボタンの正体は測量鋲(びょう)です。
中心が金属でできている鋲は土地の場所を正確に示すためだったり、その道路下に水道管やガス管などがあることを告知するために「目印として設置」されているものです。
そのため、現場の金属鋲が何のために設置されているかを慎重に判断する必要があります。

万が一間違えて掘ったら事故になるわね…
たまに道路上で三脚に設置されたカメラを覗いてる人を見かけませんか?
あれがまさに測量をしている最中の風景です。
また地中に打ち込まれているため、基本的には目印の位置がズレることないように設置されています。

測量鋲の種類

測量鋲は色によって用途がわけられています。
すべてが厳格に区分けされているわけではありませんが、主に下記のような区分けがなされています。
赤色や白色の金属鋲
赤色や白の金属鋲は一般的な測量に使われることが多いです。
赤色は境界点、白色は測量基準点を表しています。
黄色の金属鋲
黄色の金属鋲は電気関係の測量に使われることが多いです。
青色の金属鋲
黄色の金属鋲は水道関係の測量に使われることが多いです。
緑色の金属鋲
緑色の金属鋲はガス関係の測量に使われることが多いです。
鋲と円形プレートはコノエやSTSという会社が有名

測量鋲を製造している株式会社コノエの製品では、真ん中の鋲を「コノエネイル」、円形のプレートを「コノエダブル」という名称で販売しています。
ものづくりの街として有名な東大阪市の「東大阪ブランド推進機構」の認定製品にも選定されているんです!
また、STS社では鋲を「STSネイル」、円形プレートを「STS測量用明示版」という名称で販売しています。
まとめ

普段ずっと下を向いて歩く人はあまりいないですよね。
それゆえ道路にこんなにもたくさんの標識が埋まっていたのかと驚かされました。
測量や道路工事をする人なら知ってて当然かも知れませんが、関係者でなければ気することすらない存在です。
一言に道路といってもアスファルトやブロックなど材質が違いますし、今回紹介した金属鋲があなたの家の前にもあるかもしれません。
たまには下を向いて歩いてみてはいかかですか。

