夏休みにラジオ体操をやらなくなった？廃止が増える理由とは

今年も学生たち待望の夏休みがやってきました！

以前は夏休みに入るとほぼ毎朝ラジオ体操が行われており、早起きして参加した記憶はありませんか？

ラジオ体操は1928年に逓信省簡易保険局が制定、NHKがラジオ放送したことから始まりました。

僕の住む地域では2018年から夏休みのラジオ体操がなくなりましたが、2020年の新型コロナを機に取りやめた地域も多かったのではないでしょうか。

本記事では夏休み名物ラジオ体操をやらなくなった理由、そもそもラジオ体操をやる意味についてまとめました。

夏休みにラジオ体操をやらなくなった理由

夏休みにラジオ体操をやらなくなった地域が増えたのは、主に下記の理由が原因だと言われいます。

保護者の負担が大きい

夏休みのラジオ体操は学校主催ではなく、保護者会など地域住民がボランティアでやっています。

現代では共働き家庭も増えており、早朝からラジオ体操のために時間を取られるのを負担に感じる人もいます。

また、大まかに主婦と呼ばれる方でもパートをされていたり、未就学児の兄弟や姉妹がいたら早朝からボランティアに駆り出されるのは苦痛に感じると思います。

騒音と苦情

早朝6：30に大音量で流しながら体操するため、ラジオ体操を騒音に感じる近隣住民もいます。

ラジオ体操会場のすぐ隣に住む人が毎朝8時まで寝る人だとしたら、安眠妨害だと訴えられても仕方ないですよね。

参加する子どもが減った

夏休みは塾の夏期講習があったりと現代の小学生は多忙です。

塾によっては学校前に通えるよう、早朝から授業をしているところもあるほどです。

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地域によっては開催しているところもある

地域によっては2024年現在もラジオ体操を継続しているところもあります。

その証拠に郵便局ではポケモンのラジオ体操カードを配布していますが、マクドナルドは生活応援カードと名前を変えて存続している模様。

地域によっては小学校ではなく公園などで有志が集まって開催しているところもあります。

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ラジオ体操をするメリット

そもそも朝早くに集まってラジオ体操をすることに何かメリットはあるのでしょうか。

子どもたちにとってメリットだなと感じる点は下記のとおりです。

早起きの習慣が身につく

朝食前にラジオ体操をすることで脳と体をすっきり目覚めさせることができます。

夏休み中の小学生にラジオ体操を推奨する最大の理由がこれです。

健康面の維持を期待

ラジオ体操を行うことで血液の循環をよくなり、健康面の維持につながると期待されています。

友達とのふれあい

夏休みで学校に行かなくなると、普段から遊んでる友達以外とは会う機会も作りにくいですよね。

ラジオ体操の場でいろんな友達に会うことで自然とふれあいの数が増えます。

現代では大人のラジオ体操が人気

小学生のラジオ体操が減った反面、最近は大人たちのラジオ体操が人気です。

人気の理由として下記の3つがあげられます。

運動不足の解消

運動不足や高カロリーな食事で太ってきた自分が心配。

なにか運動しないとダメなのはわかってるけど、やる気にならないという人にはラジオ体操は最適。

トレーニングという感覚が薄いから体型が気になる人でも問題なし。

しかも子どもの頃に覚えたラジオ体操は大人になっても音楽を聴くだけで身体が自然に動くはずです。

集団に参加する充実感

大人になるにつれ、友達より職場での人間関係のほうが多くなりませんか。

そして退職するとその人間関係もつながりをどんどん失っていきます。

そんなときに同じ目的を持ったラジオ体操の集団に参加することで充実感を得られえると考えます。

気軽に取り組みやすい

ラジオ体操は誰でもできるレベルの運動で、さらに服装なども気にする必要一切なし。

そこらへんに出かけるような格好でいいので、はじめようと思ったらいますぐ始められます。

【参考】全国のラジオ体操開催場所 (NPO法人全国ラジオ体操連盟)

まとめ

あなたの地域では夏休みにラジオ体操をやっていますか？

もし開催されているなら、夏休みを規則正しく過ごすために参加してみてはいかがでしょう。

嫌がるお子さまもいるかもしれませんが、行ってみたら友達も来てて楽しいと感じてくれるかもしれません。

大人の参加もOKなところが多いので、子どもと一緒に参加するのもありかと思います。

ハードな運動をしたくないけど、運動不足やストレスを解消したい、人とのふれあいを感じたいという人はぜひ参加してみてくださいね。

ラジオ体操は日本のよき伝統文化だし、これから先もずっと引き継がれていってほしいものです。